アクセル・ワールド 第7話

 勝負は決していたのではなかったのか。
 となるとまるでやられ役そのものといった台詞だが。というわけで、バウンサーとやらの顛末と仲間内での結束強化の段。ストーリーを飾るバーストリンク世界の要素はちょっと陳腐な感じがするんだけど、逆にストーリーのミッションとしてはぶれることがないので特に問題はないという気がした。タクムのけじめのつけ方は社会人だとなんに当たるんだろ?と思うが、許されないことをしたのが同僚であっても管理職であっても責任をとるどころか感じてすらいないのが大半なのでなかなかだねぇ。マクドナルドの原田泳幸が今社長として会社をズタズタにしてるが、本人が責任を取るというより、責任を取らされるということになるか、開き直るかということしか予想がつかないな。でもタクムを見てると現実社会ではありえないほど責任感が強く、誠実さを感じさせる。
 黒雪姫もタクムも過去に…という構造だったら、おそらくアクア・カレントも同じようなことであのような境遇に自ら甘んじるということのように思われる。最后の脅しがちょっとねぇとは思ったが、ジュブナイルとしては定番のもの*1なのであんなもんかな。OP動画でもアクア・カレントは結構な比重を占めていたので黒雪姫組に入るのかも。でもさすがに記憶の消去はやりすぎだろ。あれが可能ならあの世界ではとっくに支配者層が国民の記憶というか行動様式を都合よく書き換えているはず。まぁそれほど露骨でなくとも、そこまでして記憶を消す必然性があるのかどうか、それは再会したときに判断したら良いことではあるが。

*1:おそらく仲間として合流するに値するか試したってことなんだろうけど。