のうりん 5 (GA文庫)読了。

 なんか勢いが衰えないなぁ。第4巻がツボだったせいで、前半部分はパワーダウン気味かと感じてたんだけど、いったん読むのを中断してたわりに、後半からの盛り上がりは素直に楽しめた。前半短編集、後半が長編とはいわないまでもちょっとした長さのストーリーになっている。どうも作者が取材でビゞッとキたところをできるだけその場の雰囲気を壊さないようにしているように思うのだが、やはり前半の悪ノリとは違った印象だ。
 しかしなんだな、農業高校とか女子生徒が多いってのが意外だな。作者の取材校のサイトを見てみると、確かに学科の男女構成比が作品とほとんど同じになっている。どうも実業高校というと自分は工業高校に男子生徒が多いというイメージを持っていたので、ヘンな感じだ。実習系の学科だと体力も使うし汚れもするし臭いもするので女生徒は敬遠しそうだがな。
 今回は牛はかせがだんだん薄着になっていくところがまことによろしい。いよいよ最后の一枚がとれるか!と思ったら、アラフォーがぶち壊して牛はかせ自体がいなくなっていたのがワロタ。