まよチキ! 第8話

 沈黙羊って元ネタなんだろ?と思ったら、羊たちの沈黙か!。スグ思い浮かばなかった自分もゝう歳なんだな。
 うーん、相変わらずバカ騒ぎなんだけど、なぜか面白く眺めていた。ありきたりのエピソードではあるんだけど、やはりスバルあたりのメインルートがしっかりしているせいで惹き込まれっ放し。シリーズ構成が吉田玲子だから鉄板と言えばそうなんだけど脚本単体としてもよくできているんだろうなと思い、エンドロールを確認してみると山田由香。あぁ、なるほど。
 しかし、なんだな、宇佐美が次郎に惹かれるのはわかりやすいんだけど、スバルが次郎に惹かれるのが今一わかり辛い。別に次郎が両者に恋愛という意味で興味がある*1わけでは全然無く、基本友達として両者の境遇に立ち入ろうとしていると思うんだけど、両者が彼に惹かれているポイントを敢えて一言で表すとすれば、懐の広さだと思うんだよね。で、スバルあたりを見ると、なんか男というより他の人間を知らなさ過ぎるというか、奏しか知らないわけで、しかもその奏が意地悪に見えてかなり人間的にでかいので、たまたま懐のでかい次郎と知り合って免疫無く惹かれたって感じに見える。しかも次郎はやられ役に見えて人間的魅力はあるわけだろ。
 で、なんだろ?、そういう出会いはある程度奏がコントロールしているわけだ。おそらくスバルの結婚相手を社会的に決める役割は奏が担っていて、そういうお膳立てをやってるとしか見えない。結婚する際に仕方が無く決める性質のもので無い、世話好きおばさんがやる性質の仲人ってヤツかな。使用人の結婚はすべて主人が決めるってのも構造的にいや〜なものが感じられるんだが、かといって奏はスバルの意向を無視するとも思えず、かなり良好な関係性であることは間違いが無い。スバルのライヴァルである宇佐美の排除もちゃんと奏が担って(もともと宇佐美はスバルに敵意はないんだけど、憎まれ役を奏が進んで引き受けている)いて、微笑ましくもあるんだよね。
 墓場でスバルは母には次郎を友達と報告するが、その直後のモノローグでは次郎は自分のなんなのかを省略、花火でも次郎がスバルは友達との宣言に沈黙…ってところで、スバルの真意があきらかになるんだが、自分はてっきりそれで止めるのかと思っていた。たゞの友達では嫌だ宣言はビヽったね。しかし次号予告を見る限り、二人の仲はそれほど進展しない模様。
 貧乏神が!もそうなんだけど、OPと絵がなんかテンポをあわせていてノリノリ。曲単体で聴いても結構いゝ楽曲だと思うんだが、キャラもそれにあわせて振り付けをしてくるとなるとこれまた破壊力抜群。

*1:そうでない可能性も大きいが、おそらく誰かとくっついた時点で次郎の女性恐怖症は終わる。