ちはやふる 第3話

 う、美しすぎる。
 久しぶりに涙をボロボロ流しながら視聴してた。千早の振り切れっぷりに「ねーよ」とか思っちゃうんだが、そういや自分が子供の頃も周囲が見えずに自分の感情に振り回されていろいろ突き抜けていたっけと思い直す。
 前回のいじめも今回のチームですべて吹っ飛んでたな。千早が男二人の媒介になってゝ、これがまた美しい。小学6年生といったら、女子は大人びていたりするんだけど、この千早の天然ぶりにすべてが救われる。子供ってのは純粋で欲望に忠実なだけ残酷であったりするが、これは良いトコ取りでなんとも泣かせる流れになっていた。
 しかし、小学校卒業と共にバラバラか。新の家も貧乏って描写だと思っていたのに、祖父が永世名人とはね。いや、名人だからといって裕福であるわけではないんだろうけど(っつーか、趣味にのめりこんでその方面にカネを注ぎ込んで貧乏だったりする例もちらほら)、アパートはそれなりの描写だとしても、モノはたくさんあった感じだしな。しかし、なんで新は東京に転校してきたんだろ?。
 なんか、やっぱ感動する物語のフォーマットってあるんだなと再確認した次第。かといって演出・構成に工夫はちゃんとあって、競技かるたが格好いゝものって形になってるしな。なんかもう今回で最終回でいゝんじゃないかとも思えてくる。どうせ来週から蹉跌含む決して爽やか一辺倒でない青春ドロドロの描写があったりするんだろうし。