Blood-C 第5話

 名を云々ってのは、呼び捨て…敬称抜きのことなんだろうか。小夜ちゃんなら誰もが言ってるような気がするが。
 今回も焦らす焦らす。ふるきものとの約定って、内容を明かさないからなんかもどかしいな。実はこのふるきものと人間との約定って、結構フェアなものであって、人間側が一方的に破棄したという、人間側の不誠実な行いがあったんじゃ?とずっと思っていた。だが、ふるきものにとって人間はエサでしかないということは、その約定は人間側が提示したものであったとしても、元々人間が自衛の手段として考え出されたものっぽいな。ふるきものが人間を狩るのだって、今回際后に日中出てきたゞけで、人が寝静まったときに現れていたもんな。まぁ特権階級の悪逆非道も最初のうちは人目に付かないところでひそやかに行われるのであり、しかも庶民は特権階級の踏み台としか思われていないところなど、やはりふるきものはそういう社会の寄生虫なのにやたらふんぞり返って偉そうにしている層のメタファーという線はなかなか外れない。
 小夜に助けられた少女が小夜を見て怖がるってのはなんだねぇ。小夜が守るべきものってのは、本当に守られるべき価値があるものなんだろうか?と思わせる。あ〜、あと、小夜の味方って、今のところ確定しているのは父親しかいないんだよね。ふるきものが人間に近い形をとるっていってたから、明示的に歯向かってくるもの以外は誰が敵かわかんない状態。たゞ、小夜が双子の姉妹を見分けることが出来るのは、会話であったことゝはちょっと違っていて、多分二人を比較して違いを感知して見分けているのではなく、感覚的に本質そのものを認知しているってことだろうな。そうなると次号予告の3人のうち誰が本当の…って問いに小夜が迷うはずは無いのだが。