Steins;Gate 第3話

 至だからダルなのか…。
 いや、誰が声当てしてるのかわかんなかったんだけど、説明のときだとはっきり関智一だとわかるな。田村ゆかりの声も聞いていると心が騒ぐ感じがする。
 え、アレがタイムマシンなの?といった驚きが先に立つが、前回も述べた通り、タイムマシン存在の異議だとか、どうやって作られたのかは問題ではない。それがあるとして人々の行動のあれこれを描くのが本筋だろうから、今後を楽しみにといったところだろう。タイターの説明もわかりやすいのだが、今回の分を聞くとなんか胡散臭い。っつーか、日本の失われた10年、20年がスゴク日本人の心に衝撃を与えたというか、やりなおし感情が渦巻いているんだろうな。
 花咲くいろはにしてもそうなんだが、昨日の試聴分だとまっとうな商売ってのがあって、それがこの失われた10年・20年で駆逐されてきたという経緯がある。こんなはずじゃなかった、バブル崩壊後の建て直しにしても、実はかなりまっとうな方法があったというのは結構な数の日本人の中で信じられていたんじゃないかというのが一つある。バブルの時も投機に走らず、まっとうな商売を守って破綻することも無かった企業もあるし、多分、バブル崩壊後によく喧伝されていた不良債権処理もリストラも、あれは経済「御用」学者が叫んでいたことであって、かなりの日本人は「危機を乗り越えるために必要なのはそんなことじゃない」とわかっていたんだと思う。でも結局のところ、利権屋の大声が通ってしまって日本はこんな状況になってしまった。
 いや、この作品はそういう日本の状況を言いたいってわけでもないんだけど、タイムマシン幻想だとかゞ題材にされるのって、やはり前述の通りやり直したい願望の表れなんだと思う。主人公たちがオタクとしてかなり気持ちの悪い描き方をされているのも意図的であって、世の中がまともだったら、きっと彼らもオタクにならずに社会に必要とされるまっとうな人間になっていたゞろうに…というのが根底にあるのじゃないか?と思うのである。だって、おかりんにしたってダルにしたって、能力はあるって描き方をされているだろ?。
 というわけで、思い出したことがあるので、エントリーは変わる。