花咲くいろは 第12話

 緒花母の少女期の声に、緒花の声を当てますか…。
 緒花、自分を見つめなおすの巻。母を連れて帰る云々のところは、何をトチ狂ってるのかと思っていたのだが、自省をクローズアップさせるための手法だったようだ。穏やかに徹を見つめる恋するみんちーとか、緒花と孝一のしっとりとしたやりとりとか、緒花母のなにか割り切ったような大人の余裕とか、それぞれのシーン(エピソード)が珠玉のように輝いてたような印象。自分はもう歳なんか、フツーだったら流さない涙があふれてくることがあるんだけど、今回はそういう迫り来る叙情ってよりは、ちょっとノスタルジーの入った、しみじみとした感触が得られたような気がする。