なんか暴力団についてのあれこれ。

 はてなブックマーク - 【山口組組長 一問一答】(上)全国で暴排条例施行「異様な時代が来た」+(1/5ページ) - MSN産経ニュース
 まぁ話は暴力団についてだけではないわけなんだが。島田紳介だとかみのもんた暴力団繋がりで芸能界を去らねばならなくなったとか、何で今さら…感が強かった。で、暴力団への締め付けが厳しいらしい。なんつーか、職場で昨日あたりからずっと考えていて、いろんな要素が絡み合ってるなぁとあれこれ考えていた。
 暴力団ってのは確かに無いほうがいゝものではあるのだが、じゃぁなぜ存在するのか?と言えば、やはり喰い詰めモノの最后の砦なんだろうなというのが挙げられる。もうこゝ20年近くほど自殺者数も横ばいで、減る傾向が見当たらない。これは恐ろしいことで、普通弱いものから自殺していくわけなんで、集団から弱いものが除去されたら、その分残りは言い方は悪いが相対的に強い人間が残っているはずなのだ。だからフツーは自殺者がだんだん減っていくはずなんだが、そうならない。ということは、今、モーレツに、弱者を排除したら残りの集団内でスグ弱者が生み出され、そいつらがイジめられて退場させられるという、まさにバトルロワイヤル的状況が日本で生み出されているわけだ。意図的に弱者を作り出す日本。これはかなり耐えられない状況のはずなんだが、当の日本の庶民は今一危機感がない。で、自殺せずに暴れだす人間の受け皿が暴力団であったりするわけだ。地方も衰退し、企業も平気で人を切り捨てるようになった。もう喰い詰めモノを受け入れる共同体ってのがほとんど無くなっている状況なのが現在であって、これから社会に爪弾きにされたが、自殺もせずに反撃するだけの知力も耐久力もある人間が暴力団に身を寄せる時代になってくるんじゃないかと思うのだ。国の暴力団への締め付けがキツくなった理由のうちの一つが、暴力団への優秀な人材の流出を防ぐという目的があるのだろう。じゃぁだから国が喰い詰めモノを何とかするのか?と言えば、有体にいえば見殺しだ。
 あとは今日本が喰い物にされているという状況もあるだろう。もう10年も前から東京なんかはチャイニーズマフィアの羽振りがいゝと聞く。彼らに元々日本にいるやくざが圧力を受けていたというのも一昔前の話だ。中国なんかは今でこそバブルが崩壊しかけているらしいが、日本で荒稼ぎをして財政力をつけた海外マフィアが、まだ警察権力とつながりのある自民盗などを通じて日本のヤクザに圧力をかけているのだろう。
 なんつーか、仁義なき戦いの時代には既にヤクザは効率中心の経済マフィアにクラスチェンジしており、自分的には同情を禁じえないものゝ、ロマンはさすがに感じない。彼らはむかしから権力と繋がりを持って、その走狗として行動してきた部分もあり、単なる日陰者と見くびってはならない。いやね、じゃぁ彼らだけを悪者にしたらそれでいゝのか?と言われると、これまた違和感がある。人々が暴力団に走らざるを得ない状況を看過してきたのは今までの政府であり、やくざの道にはいらなくてもまっとうな仕事を用意して社会が回るようにシステム構築してこなかった政治の責任がある。というより、自民盗はむしろ意図的に格差を作り上げ、やくざに道に入らざるを得ない状況を積極的につくり、そして汚れ仕事を彼らに押し付けてきたろ。今現在など、ブラック企業だとかは、会社内の不祥事の尻拭いを暴力団を使って処理しているワケだ。会社内でパワハラなどを行い、裁判を起こされそうになったら暴力団に恫喝させて泣き寝入りさせるという例も多くなっている。なんか個人的には、それ会社が圧倒的に悪いんであって、暴力団はたゞの仕事請負人なだけだろと思ってしまう。
 いやね、暴力団を叩くよりもっと先にすることがあるんじゃね?。というのが自分なりの考えなのだ。いや、もちろん暴力団がなくなるにこしたことはないんだけどね。民間・公務員問わず、口調は人当たりが良いが、やってることは暴力団より酷いってのはかなり多いよ〜。