フラクタル 第2話

 ネッサもありえん。
 主人公が天然に振り回される展開が続く。が、どうやら二人とも人間ではないらしい。
 主人公が個人分断化された世界を肯定しながらも、物足りなく感じている模様。東浩紀が関与していて、ヴァーチャルな存在に懐疑を示しつゝ、実物に触れる重要さを説いている模様。ん〜、二次元の否定と三次元の肯定というどギツさとまではいかないものゝ、彼のフィールドワークの対象であるオタクにチクリとやっているような気が。が、範囲は広いのだろう。論は家族の崩壊にまでおよんでいるわけで。物語としてはそんなに説教じみているわけでもないのだが、なんか居心地が悪い。
 前回感じた管理社会の部分も含めて、なにやら人工物的な世界構築にまだ馴れないな。フリュネを今回描写してなかったから、まだまだ物語は動いていないのかなと。