う゛〜、風邪引いた。

 一昨日から体調がヘンだなとは思っていたんだけど、本格的には昨日から症状が出る。勤務を取りやめて途中で病院に行くものゝ、結局夕方から大変なことに。今日は熱は測ってないんだけど、体のだるさ具合からいうと微熱が続いているようだ。
 こんなときに問答無用で眠くなってくれゝばいゝのだが、そうならない。で、先日購入した阿智太郎ラノベを読んでいた。アホか。
 購入していたのは初期の作品群と陰マモの続編。短編集は速攻で読み終わっており、先ほど「僕の血」シリーズを全巻読了。ホント、ナニやってんだろ。この作品の主人公は相変わらず阿智太郎フォーマットなんだけど、ヒロインがまさに女の子女の子してるな。サブヒロインもいるのだが、やっぱメインヒロインが頭一つも二つも飛びぬけていて、近年のラノベのデータベース消費型とはちょっと違っていて、なんか懐かしいというか新鮮というか。全5巻を通じてのメインテーマである、「誰かを犠牲にして自分だけが得をしては…いけない」というのが文字にされていて、やっぱ初期の作品だよなぁと思った次第。ちょっと引っ掛かるのが、ラストの主人公の台詞で、あれをわざわざ言わせる理由がわからなかった。ざっと考えてみて、アレ、主人公が出会った時の新鮮さを忘れないための確認の儀式なんかなとも思った(だって、それは不可能になってしまったから言葉にする必要が無い)が、なんとも判断がつかないな。が、自分的には阿智太郎節が味わえればそれで十分なので、存分に楽しんだ。
 陰マモの続編、もっと陰マモはちょうど短編1話を読み終わったところ。いちおう新規読者が読んでもそれほど入り込めないってこともないのだろうが、どう考えても既読者向けむけファンサーヴィスといったところかな。無駄がなくってスッキリ読めるんだけど、作者的には熱が冷めちゃったのかな。まぁ前シリーズも読者の要望で無理矢理続編を刊行したって具合に思えたから、仕方が無いとは思うんだけど。
 というわけで、今日のアニ感は無しのつもり。ラノベ読むよりアニメ視聴のほうが楽だとは自分でも思うんだけど。っつーかこの食欲の無さを何とかして欲しいところ。