咲-Saki- 第24話

 大分後日譚っぽい雰囲気だな。
 福路もうじうじ考えるたちだな。加治木の言う通り後輩のためにも対戦ってのは大事だと思うんだが。今回の話は、各校の持ち味を大切にしながら、試合での繋がりをもってきていてなんとも和む。で、合宿を生徒が企画ですか。今までこういう合同練習会がなかったっぽいから、竹井の行動力はずば抜けているとしか。機会を逃さず、時間の有効な利用の仕方を知っているわな。
 うーん、高校生の行動力としてこういうのは実際にありうるかどうかは別にして、物語としてありうることを美しく切り取っているわな。勝敗は味付けで、人と人との繋がりが本筋ってのが大元にあって、その軸を主にいろいろな人間模様があやを成す。でしゃばりも奥ゆかしいのも、すべて人のためってのがね。組織論が根底にあるって話を涛々としてきたけど、組織の構成員のモチベーションが、組織のためでなく、組織に属する人のためってのがね、泣かせるんですよ。だって、組織のために人を切り捨てる描写が一つもないでしょ。人を切り捨てなくても運営なんてやってけるんだよってのがね…。
 タコス屋と追試後の崩し絵は面白かったな。これ、一人が担当したんでしょ。