なんか早くも退屈する。

 喀什2日目。乌鲁木齐に帰る便は陸路にしようかと思って、バス・列車のどちらにしようかと考えておりました。今日は9:00頃宿を出て、まず長距離バスターミナルに行って様子を窺うことに。宿からターミナルまで徒歩で約30分。ターミナル傍の屋台らしき朝飯屋で油条と豆乳の朝飯を食う。2元だったかな。時刻表はなく、料金表を見てだいたいのところを覚えておく。「地球の歩き方」の値段よりちょっと高いぐらいで、ほぼ同じでした。5割増しぐらいの高級車があるようです。
 次は博物館でも目指そうかと思い、徒歩でてくてくと。いや、なんか結構しんどいです。老城、すなわち古い町並みでも見るかと、その周辺をセレクトしたのですけど、やっぱ改造途中で風情もあんまり感じられないです。なんで壊しちゃうんだろうね。
 しばらく歩いていくと、「地球の歩き方」にあった、日曜バザールのある地域に到着。もしかして日曜しか営業していないかもと心配していたのですが、そうでもありませんでした。もちろん閉まっている店舗もあるのですが、客が少ないだけでゆっくり見て回るにはそのほうがよかったとも思えました。ここではもうだめになった靴を買い換えましたよ。それまで履いていた靴は靴底がはがれてきて歩きにくかったので、安い靴があればと狙ってはいたのです。
 そのあと博物館へ。場所をちょっと間違ってしまいました。どうもあまり人が来ないようで、館内の電気もついておらず、中も説明文の紙がはがれていたりと荒れてました。出るときに入館の記念だろうと思うのですが、チケットを貰いました。書いてあったのが、入場料10元。
 で、そのあと町の中心部にあるバスターミナル兼鉄道場外チケット売り場に行ってみましたが、人がごった返していて、どうも鉄道の切符を買うのは大変そうです。鉄道の寝台のほうがやっぱりバスより高いです。なんかここで鉄道行は萎えちゃいました。
 宿に帰る途中、昨日利用した网吧に寄って、これを書いているわけです。入る前に腹ごしらえということで、昼飯を8元で食べました。
 自分は割と歩きまわるのですが、やっぱ結構疲れます。宿に荷物は置いているのですが、3〜4㎞歩くと、もう嫌になってきます。喀什に辿り着くまでがかなりの強行軍だったので、その疲れも蓄積しているのでしょう。喀什が思ったよりはフツーの地方都市だったのもちょっと落胆です。現地の人にとってすら、この街は用事を済ます場であって、のんびり過ごすようなところではないような気がしました。旅先での人との触れ合いなんてのは、よっぽどのことがないと無理と思っており、あまり期待もしていないのですが、無理をしてまで来るところでもないのかなとふと思ってしまいました。やっぱねぇ、雑多な街ってのは雑多なまゝ残しておいてほしいですね。ちょっと郊外にでもでて、砂漠地帯であることを実感してみたいのですけど、そういう気力もない。
 いちおう明後日ぐらいにバスで乌鲁木齐に帰る予定です。これも体にキツいんだろうなと。