君に届け 第8話

 爽子の幸せの絶頂と、裏番とうとう表舞台へ。
 実は爽子が小石を蹴っている理由が、風早がサッカーボールを転がしてくるまでわかんなかったよ。こりゃこりゃ。うーん、なんだろ?、爽子の気持ちとか、男の自分でもなんとなくわかるような気がするんだよな。でも脚本はエンドロールをみる限り女性だろうし、なかなかのもんでね?。単なるいちゃいちゃだとイラつくし、かといって憧れだと真に迫るものがない。そのへんのバランスが絶妙なんだわ。
 胡桃沢の紹介も簡潔ですっきり。委員候補になるための根回しというか工作とか、モノローグによる直接的な説明がなくとも明らかだったし、最後の目の表情を除いて、本心を視聴者にあきらかにするほのめかしがないのも冷静。小石とじゃれる爽子を楽しげに眺める風早を見る、胡桃沢のバックに黒のどよ〜んはないだろ!とは思ったんだが…。まぁ今回は余計なものが削ぎ落とされて、強調する部分はしっかりと強調されており、しかも厭味がない。今までちょっともどかしいとかそんなにわざとらしくしなくても…と感じる部分があったんだけど、今回はそんなことを感じずに素直にストーリーを追っていけた。