バンブーブレード 第18話「大会とその後の室江高」

 そこで紀梨乃の出番かよ!。そしてその結末かよ!。
 次回からオリジナル展開ってのを言っちゃってた。いよいよ〆へ向けての展開ということか。という事は、原作に突入しちゃっていいわけですな。
 まぁ盛り上がりに欠けるっちゃぁ、欠けるんだろうけど、とにかく自分以外のすべてを蹴落として一番になるってのが、今までのスポ根のあり方だけでなく、現実のスポーツ界もそうなっちゃっているのが多すぎて、こういうあり方を示すってのは実は大賛成だ。部活動といっても、室江高はただの馴れ合いになっていないし、これはいいのでは?。とにかく勝ちにこだわりすぎて、その目的に貢献できない部員は要らないとまで言いそうな部活は多そうで、いやそれって学校の活動としてどうなの?と思うだけに、わりと共感してもらえそうなのだがどうなんかね?。野球界とか無理っぽそうだが。
 でもまぁ、自分が中学・高校のころはこんな雰囲気だったのかもしれんよなぁ。さすがに、金メダルを取れないオリンピック代表を徹底的に貶める風潮が日本では*1長かっただけに、オトナの世界はキツキツだったろうけど。イチローを貶すつもりはないけど、一流スポーツ選手になれば、金ががっぽがっぽでというのがプロ野球のFAなり、サッカーのプロ化(Jリーグ)であり、親の目の色が変わって子供そっちのけってのが、そういう時代から加速度を増したと思う。
 そういうことを思うにつれ、それなりに物語の盛り上がりもあれば、ゆるやかな流れもありのこの展開は悪くないと思うんだがなぁ。常に強い敵が休む暇も無く登場して、息つく間もない展開のスポ根も悪くは無いとは思うんだけどね〜。でも、主人公がギリギリの対応をしてまで同好家を倒さなきゃならない理由ってのが、もう今の時代無くなっているんだと思うよ。

*1:冷戦構造化では代理戦争とまで言われただけに、東西陣営もそういう風潮はあったろうが