もっけ 第17話「スダマガエシ」

 うーん、確かに寓話は余計だったかも。
 オマエに個性はあるのか?と問われて、一時自分を見失ってしまった瑞生だが、実は彼女が個性を持っているからこそ一真が最初っから懐いていたのだ…というお話。というのを、最后のスイカの種飛ばしの場面で思いついた次第。
 個性は他者がいるからこそ、他人と区別する基準として現れ、また、それは他者とのかかわりによって作られる…って、現代の過剰な個性重視に疑問を投げかける一話でした。正直、昔から中二病の方々は、提供させられた選択肢を選ばされているだけなのに、消費による個性の発揮だの自己実現だのという商業主義に騙されてますよね…で終わってしまうわけなんだが。アンチ要素を極力出さずに表現するってのも難しいわな。