福田内閣の独自性って

 今朝7:20のんHK第一ニュースアップは「消費者保護行政を問う」であった。そういや新年の所信表明演説とやらで、「解散はしますよ、いつかはね」と何度も繰り返していて、あぁたぶんやるやる詐欺だよなと思ったのと、生活重視だの消費者重視だの言っていて、消費者庁とやらを作るとか言ってたなと思い出した次第。
 なんつーか、口で消費者重視だの言っているから本当に国民のことを考えてくれているのかと考えるのは大いに間違い。消費者庁とやらを作っても、このラジオニュースアップで言っていたとおり、経済産業省とか既存の利権団体が権益を確保して離さないので、実質できる事は限られているし、そもそもの目的がメーカーの不祥事を消費者に叩かせてガス抜きだの自民党の人気取りだのがそうだしな。
 どうせ産業界の経営層は叩かれず、末端の労働者が消費者の不満を押し付けられるっていう構造にしかならないわな。ほら、医者が叩かれて厚生労働省の特権階級は賄賂を貰ってウハウハ、教師が叩かれて文部科学省の特権階級は天下りその他でウハウハ。で医療も教育もめちゃくちゃ。で、有識者会議員とか、その意見を取り上げた自民党議員は「末端の医者や看護婦、教師がお客様の言うことを聞かないからメチャクチャになった。」と責任逃れ。製薬会社の経営層、医師会をはじめ、教育委員会や校長教頭は末端の職員を苛めればイジめるほど成果として認めてもらえるんで、阿鼻叫喚の様相。今度は叩かれる仲間に製造業やサーヴィス業の末端の労働者が加わるだけ。
 まさか、本当に福田のおためごかしに賛同する国民っているのかね?。消費者は見る方向を変えれば末端の労働者でもあるんだから、よくよく考えたら自分で自分の首を絞めかねないわけなんだが。まぁ自民党としては弱者同士で叩きあって特権階級への不満が逸れてくれれば万々歳だろう。分割統治の典型的手法。