ウエルベールの物語 〜Sisters of Wellber〜 第二幕 第15話「疵跡の章」

 ありきたりといえばありきたりなんだけど、こりゃまた直球できましたな。
 前回の次回予告だと、仲間割れでグダグダなのか?と思ってたんですが、見事なミスリード。えーっと、反戦要素を羅列してみると、復興すらまゝならない国、荒れた国民、産業がなくて傭兵にしかなれない状況、傭兵が解雇されて盗賊をやんなくちゃならない状況、PTSD等など。戦争を生業とするのがダメなのではなく、それで胸を張るのが許せないというのも慎重に言葉を選んでいるよな。ある意味アフガンやイラクがこんな状況なのかもしんないな。
 前回もディテールが甘いと言っておりましたが、まぁ本筋を整えていたら脇にまでそんなに気がまわらないといったところでしょうかね。あまりに酷いと気も削がれるんだが、第1期同様わりと芯のしっかりした部分で助けられている部分は多いような気はする。今回は小石の使い方が妙に良かったような気はする。