自民党にNOが突きつけられた形にはなっているんだが

 「せんたく」2月に発足、衆院選へ超党派で政策論争

 次期衆院選に向け、国会議員に地方分権改革をはじめ重要政策の論争の場を提供する「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(せんたく)について、発起人代表の北川正恭三重県知事らが20日、都内で記者会見し、2月上旬に発足させると発表した。

 既に各党の国会議員へ、議論に参加する超党派の議員連合を設けるよう呼び掛けているが、議員連合から衆院選の候補者を擁立したり、推薦したりする計画はないとしている。

 北川氏は会見でせんたく設立の理由を「国民生活の土台が大きく揺らぎ日本の『洗濯』を急ぐ必要があるが、政府や国会の現状を見ると国民に重い『選択』を求めるだけの十分な論議や国会審議はされていない」と述べた。

 せんたくは分権のほか、環境問題や社会保障、消費税率の引き上げなどをテーマに取り上げ、国会議員らが「議論する場」を提供。次期衆院選をにらみ、その成果を各所属政党の政権公約づくりに生かし、有権者への説明責任を果たすよう強く働き掛けていくという。〔共同〕(16:37)

 うーん、しかし大連立の形を変えたものと見えなくもないよなぁ。もしかすると、テロ特措法の前後で、公明が分離したり、自民が割れたりするかもしんないという私の予想は見事外れてしまったわけで、あくまで可能性の一つとして考えていただければと。しかし、社会党が党是を曲げてまで自民党と連立を組み、その後支持を失った前例を考えると、公明党もやれ世界平和がどうだのいった党是を曲げてまでテロ特措法に賛成したんだから、支持母体からの信頼を失って、社会党と同じ運命を辿るかもしんない。創価学会員は怒っているらしいが。
 まぁ自民党に擦り寄っている宮崎県知事が名を連ねているし、なんか国民の立場とか言いながら、実質地方の特権階級の寄せ集めなんで、旧体制の維持を図りながら、自分たちの利権の最大化を図っているだけなんじゃねぇかと勘繰っている。そうでなければいいがという願望は持つけれども。