さすが国や政府は見事にいじめのお手本を示すわけだ。

 上司の暴言で自殺 労災認定

 この裁判は、東京・中央区に本社があった製薬会社「日研化学」で営業を担当していた35歳の男性社員は4年前に自殺し、男性の妻が、係長だった上司から繰り返し暴言を浴びせられたことが原因だと主張して労災と認めるよう訴えていたものです。裁判で、被告の国は「上司が与えたストレスが特に重かったとはいえず、仕事と自殺は関係がない」と反論していました。15日の判決で、東京地方裁判所の渡邉弘裁判長は「男性の上司は『存在が目障りだ』とか『お願いだから消えてくれ』などと、男性の仕事ぶりだけでなく、存在までも否定するような発言を繰り返していた。上司のしっせきは精神に障害を来すほど激しく、仕事以外のストレスが自殺の原因とは認められない」と指摘し、労災と認めました。男性の妻の弁護士によりますと、上司の暴言を自殺の原因として労災と認めた判決は全国で初めてです。
10月15日 18時30分

 実は帰宅途中の車中で聞いておりました。まぁ実は国が国民の弱いものにやれ自己責任だの言ってる構造の縮図だわな。もしかすると自殺した社員があまりにもヘタレという可能性も否定は出来ないんだが、製薬会社に勤めるぐらいで氷河期を生き残ってきた35歳といえば、まぁこりゃ殆ど会社の責任だろう。しかし労災と認定されただけで、人を暴言で死に追いやったこの上司はなんの咎めも受けてないんだよな?。
 前にも過労で死んでしまった旦那の代わりに会社を訴えたら、上司がわらわらやってきて個人を辱めるようなことを散々遺族の方々に吐いたってことがあったわな。某巨大掲示板では「日本人は死人に鞭打つような事はしない」とか言ってるバカがいるんだが、日本人の特権階級は昔から個人を辱めるようなことを進んでやってきた。下層民こそしなかったかもしれないんだが、それは別に仕返しをしたくないとかいうキレイ事ではなくって、単にこの狭い日本、昔だったら移住の自由もなかったわけで、たとえ特権階級が悪事をしても権力関係は大抵維持されるから仕返ししようにも出来なかっただけという悲しい現実があっただけ。特権階級は自分のおいしい地位を保全するために、権力にモノを言わせて上下関係がひっくり返らないように抑えつけていただけなんだよね。外国でも同じ構造だと思うんですけどネ。
 自民党が今でも経団連会長の証人喚問を拒否しているらしい。権力構造がひっくり返ったら、当然自民党の悪事が晒されて罰を受けなきゃなんないとの強迫観念で、必死になって隠そうとしたり弱いものイジメをするんだが、すればするほど罪を重ねるってわかんないらしい。小泉がダまし、安倍がダましで、もう国民の堪忍袋の緒が切れているのに、福田でやれ法人税減税とセットの消費税アップだの、アメリカへの売国だの、労働者イジメだの、もう一族郎党ギロチンなのは確定っぽいな。政治資金についてもまだ隠れて好きなことに金を使いたいらしくて、自分の不正すら大甘で、まだ自分たちがどう見えているのかわかってないらしい。