どう声をかけるべきか

 海自が一時期、アフガン本土を攻撃する艦艇へも後方支援として給油活動していたことを認めた。

 高村正彦外相は10日の衆院予算委員会で、インド洋での海上自衛隊の給油活動継続を目指し、政府が提出する「新テロ対策特別措置法案」について「海上阻止行動(への補給)だけを行う新法を出そうとしている」と述べ、給油対象の限定を法案に明記し、アフガニスタン本土への空爆などを支援する艦船への給油は行わない考えを示した。岡田克也氏(民主)の質問に答えた。

 岡田氏は質問で、アフガンに対して01年から始まった米軍主導の軍事作戦「不朽の自由作戦」(OEF)について「アフガン本土へミサイル攻撃や爆撃を行っている」と指摘した。これに対し高村外相は「(作戦開始)当初は(米国などの)自衛権に基づいて(作戦を)やっていた。その作戦に対してテロ対策特措法で(燃料の)補給を行っていた」「カルザイ政権ができた(成立)後は、政権の同意を得て後方支援していた」と述べ、海自が一時期、アフガン本土を攻撃する艦艇へも後方支援として給油活動していたことを認めた。

 高村外相は「国際法上の問題はない」「今は行っていないと認識している」と強調したが、岡田氏は「(海自が補給した艦船が今後)アフガン本土に直接爆撃したり、ミサイルを飛ばすことはないと断言できるのか」と追及した。高村外相は「これから(国会に)出そうとする新法では許されないので、そういうことはない」と強調した。

 また福田康夫首相は「政治とカネ」の問題に関する答弁で、政治資金の収支を検査する第三者機関について「領収書の内容をチェックし、悪質なものは最終的に告発する権限を持ってもいい」と述べ、捜査当局へ告発する機能を持たせることを検討する考えを示した。岡田氏の質問に答えた。【田所柳子】

毎日新聞 2007年10月11日 東京朝刊

 高村外相:体調不良で入院

 高村正彦外相が12日夜、体調不良を訴え、東京都内の病院に入院した。

 政府関係者によると、軽い貧血症状を示しており、大事を取って入院させたという。

毎日新聞 2007年10月13日 東京朝刊

 高村外相:退院、あす公務に復帰

 体調不良で12日夜に東京都内の病院に入院していた高村正彦外相(65)は13日午後、退院した。14日から通常の公務に戻るという。

 政府関係者などによると、外務省飯倉公館で12日夜行われたクビシュ・スロバキア外相との晩さん会の席上、気分が悪くなり、病院で点滴などの治療を受けた。昨年9月には急性胆のう炎で入院、手術を受けていた。

 治子夫人は13日朝、毎日新聞の取材に「疲れがたまっていたようだ。本人は『自宅で今日一日休めば、明日から普通に戻る』と言っている」と話した。

 高村氏は先月26日の外相就任直後に訪米。最近は、ミャンマーでの日本人ジャーナリスト殺害事件やイランでの日本人男子学生誘拐事件などの対応に追われていた。

毎日新聞 2007年10月13日 東京夕刊

 単純に海自がアフガン空爆の支援をやっていたと失言したから、自民党に謹慎を言い渡されて病院に逃避かと思ったら、そうではないとの大本営発表自民党の不正を自民党内部から明かしてくれる人材は貴重なんで、ここは労ったほうがいいのか?。他の大臣の職務は自分の私腹を肥やすための調整ってのが仕事っぱいが、外務大臣は公務って性質が強そうだわな。自民党の仲間内でこそこそ悪巧みするというよりは、より不特定多数との利害調整って性質が強いんかな?。まぁよくわからんですけど。