ヒロイック・エイジ 第26話「エイジ」

 堰きとめられた言葉は「希望」?。
 感動といえば感動なんだけど、わかったようなわからんようなで。相互理解に共生、マルチラテラリズムに交流がテーマ?。あとクレクレ厨禁止ってか。なんで最後にアレを持ってきたのかしばらく考えていたんだけど、お互いがお互いを尊重し合う態度ってのを示したってトコなんですかね。恋愛と取れなくも無いけど、本能というよりは別の精神的結びつきって感じがする。これからの世界は?という問いに対する壮大な叙事詩とまとめていいですか?。
 最後まであまりよくつかめなかったけど、わかりやすいエピソードもあり、考えるネタは尽きなかった。兄様方の描写で権力層のだらしなさをあらわしてはいたんだけど、総じてキレイ事にまとめられていた。死んでなかったというオチは正直ずっこけましたが、死人で作品を汚したくないんだろうと思われ。伝説だし。
 絵的にはキャラの身体性を押し出していて、しかも抑制的であった。戦い以外は象徴的な絵作りである分、派手な動きに頼れないんだろう。自分的にはわりと感心しました。音楽は贅沢に佐藤直紀を起用していたのも嬉しかったが、若干単調か。でもまぁ絵と音はあっていたので文句はありません。たぶん読み込めば味が出るんだろうけど、抽象的なこともあってここぞという答えはつかめそうにありません。神話とも伝説ともとれ、展開が退屈しそうな割にはかなり楽しめました。おもろ+。