英國戀物語エマ 第二幕 第一章「新しい家」

 総集編をやったせいか、いきなり本題へ。
 うーん、どっかで結末を目にしているのかなぁ?。なんかメルダース家に引きとられるのか?。EDではどう考えても貴族のいでたちでエマが踊っているのだが。
 なんつーか、ヴィクトリア(ン?)文化研究会と銘打っているので、当時の風俗・習慣などが描写されるのだろう。前期だとおなじ描写の繰り返しは無かったような気がするので、言及するのであればそのときにしないとスグ流れていってしまいそうで怖い。思いつくまゝ書いてたら絶対長文エントリーになるよ。しかも戯言はまぬかれないだろうし。まぁ先手を打って宣言しときます。
 まぁなんといってもおいしいトコは全部メルダース夫人が持っていってたような気がしますな。主人の名前がドイツ風だったから、婿養子に来たってとこですかね?。諫言をむしろ好むというのはよっぽど出来た奥さんなんだろうな。メイド長をはじめあの家のメイドは固定観念に縛られていたっぽいから、エマが逸材ということを見抜いてゆくゆくはメイド長にでもするつもりだったんじゃねぇか?と思えてくる。
 しかしメルダース夫人がエマの進言を容れてなぜナネットを解雇しなかったのか、判断に迷う。というかそれを想像するのがとても楽しい。一番の理由はエマの正式採用のきっかけにしたということかな。ナネットが努力家であるというのは述べられていたものの、本当はどうなのかも、メルダース夫人が普段ナネットをどのように評価していたのかも明かされてないので、やはり妄想は膨らむ。
 手癖の悪いメイドが再就職できないのは当然として、どうもナネットのそれまでの働きぶりからして手放すのが惜しいという表情でもなかったような気がするんだよな。他のメイドたちの手前もあるから、いくら貴族の寛恕を示す機会だからといって、また同じことをナネットがしでかしたら面目丸つぶれなわけで、信頼できるという確信が無い限り解雇するのが安全。もちろん盗みをしても解雇されないとなればメイドたちに気の緩みもできようから、やっぱりよっぽどの確信がないとやらないだろう。エマが保証人になるというほどの決意を示していたわけでもないしなぁ。蒸し返したものは解雇という脅しを使っていたから、とうぜんその脅しが当時はかなりの威力があったということだろうし、解雇しないという決定を補強するのに解雇という脅しというのもハテ?みたいな感じである。
 周囲のメイドたちなんだが、これもよくわからない。ナネットはどうもやり手のようだが、彼女の出世を妬む風でもなく、かといってやめるということになってそれを惜しむ風でもなくで、特別親しかった同僚がいるようでもない。エマがナネットを抱えて居間に移動する最中も「信じられない」という表情だったし、エマが夫人に許しを乞うところでざわめいていたが、「こいつ言っちゃったよ」みたいな雰囲気であった。ナネットが許されないことをしたから解雇は当然だとしても、やめていい気味だと思っていたようでもないのだが、ナネットを解雇して欲しくなくて、本当はそれを夫人に伝えたいのだけれど、立場が違うので言い出すことができなくて、エマに「よく代弁してくれた」といった風でもないんだよね。
 でも一件落着した時にはメイドたちが喜んでいたのだが、それもエマが採用されて嬉しかったのか、ナネットがやめなくて済んで嬉しかったのかはわからない作りになっているような気がする。確かなのは、どうやらメイドたちは結構夫人に直接なついているらしいことぐらいだ。
 あとはハンスかな。メイドたちの犯人探しの話し合いで、ナネットを見ていたから真相を知っていたような感じである。結構あの屋敷での影の支え役っぽいが、当意即妙の働きができるっぽいね。町に遣いに行くときも扇子のことを意識していなかったら、用事だけ済ませて気がつかなかったろう。酒場のところでもどうも屋敷に勤めていることに一種の誇りを感じていたみたいであった。あのイケメンにーちゃんもナネットの名を口にしなかったらハンスもそのまま立ち去ったと思われる。どうも名誉の為に二度目殴りに行ったんだろう。彼もきっとナネットがたぶらかされていたことはお見通しだったんだろうが、ずっと黙っていたんだよね。
 っと、やっぱり長くなった。しょっぱなから密度が濃いよ。人間関係を類推するので精一杯。今回は小物類も結構気合が入って描写されていたんだけどな。声優でわかったのはマリア@大原さやかぐらい。疲れているんかな?。