英國戀物語エマ 第二幕 第0話「幕間」

 総集編。正直第二幕は惰性で見るつもりだったが、これで前クールを予習してみて思い直したよ。そうそう、この雰囲気ですよ。台詞の数が少なくて、間が長いのに漲る緊迫感。小さな所作まで描く作画。
 ハキムはインドの王子様ってことはヒンズー教?。こちらのほうがよっぽど身分差が激しいような気がするのに奔放ですなぁ。エレノアも噛ませ犬といっても豪華だから恋愛的にバランスがとれるんだろう。ただ、日本の視聴者に身分差というものが実感をもって受け入れられるのかな?。昔は確かにあったと思うんだけど、なんつーか、うまいこと分断されているからなぁ。
 やっぱウィリアムのぼっちゃんぶりが思い出されたよ。まぁそりゃ父親の主張のほうが無難なんだよな。ウィリアムは結局自分のことしか考えてないわけでして。本当に結婚したいのなら、バリバリの実務家に成長している必要があって、しかもエマをしかるべきところに養子として引き取ってもらって、上流階級にふさわしい知識・品性を身につけてもらうという手順を踏めば、納得させることはできなくとも黙らせることぐらいはできたであろうに…。というわけで第一話に突入。