N・H・Kにようこそ! 第13話「天国にようこそ!」

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 まさかこのリンク先を使うことになるとは思わなかった。うーん、今回は目が点。崖っ淵のシーンはコントかと思いましたよ。
 実は前回のエントリーをUPして、ひきこもりからの脱出の構造をローゼンメイデン無印と対比しながら考えておりました。たぶん、こちらの小説版原作とローゼン無印の主張が良く似ていると思ってはいたのです。しかし、今回の展開を見て考え直すことに。前回までは柏先輩はオンラインの知り合いを見下していたと思っておりまして、実は死ぬ気なんてないのでは?と八割方は確信しておりました。それが佐藤君の手を引っ張って突進していったときには「そうきましたか」ってもんですよ。ぼんやりとしか死を考えていなかったけれども、オンライン男三人組が現世の人間関係に未練を感じたときに、自分ひとりが孤立してしまったことで疎外感が一層増し、衝動的に飛び込もうとしたということも考えられなくもないが、まぁかなり可能性は低いだろう。でも求婚の叫びは苦笑するしかなかった。なんつーか峰岸さんと重なったんだよなぁ。柏先輩も相方の経済環境が悪くなったらポイってことはないとはいえないだろう?。
 というわけで、実は人を見下して安心を得ていたのは岬ちゃんだったというのがビックリ。もちろん夜の講習会での態度に大いに表れてはいたのですが、夢分析ではやり込められていたしな。自分にとっては柏先輩がそうだと確信して空回っていただけに、この展開は良かった。岬ちゃんにとってはやっと見つけた大切な人ダメ人間だったんだろうけど、佐藤君に友達がいないと思っていたら山崎がいたり、一人暮らしで家族に見離されていると思ったら暖かい母親がいたりと、そしてどんどん行動的になっていくので、一杯一杯になっているに違いない。で、船上での地雷炸裂発言。
 山崎がいい説明役になっておりました。ズバリだよね。まぁ何のかんのと言っても構成は上手いと思う。今までの描写で佐藤君に付帯していたひきこもりっていうマイナスイメージを先週まででうまく彼から引き離し、敢えて言葉にすることで過去のものにしてしまうという手法なんだろうな。次から明るい展開?。