幕末機関説 いろはにほへと第2話 地割剣嗤う

 うーん、感想を書く気になっちゃってるよ。
 座長のねぇちゃん、桑島法子かと思ったら佐藤利奈らしい。というか浪川大輔人気ですなぁ。この人の声を聞かなかったクールを私は知らない。全体的に聞いてみてあんまり演技としての声アテの面白さまではまだ感じません。佐藤利奈も劇中劇のなかではもっと色艶を感じさせて欲しい気がするのだが、まだ今の段階ではなんともいえないかな。
 パソの色設定なのか配信時の設定なのかはわからないんですが、淡いというか薄い色使いがなかなか上品でした。動画としての出来もいいし、動いているものを止めて見せ絵につなげるところなどの手法も唸るばかり。かなり金を使っていると見ましたがどうでしょう?。というかGyaO金持ってんのか?。*1
 キャラ立ちとしては実は針尾が一番でした。圧倒的な強さも魅力的だったし、ヤラレ方に納得がいきましたよ。意識圏外からの狙撃に隙が出来て、剣の遣い手としては一番と思われる主人公がそれを見逃さず一撃の下に屠るってのは理屈としても絵としても立派でした。安っぽい人情劇にならんか?としていて視聴態度にゆるみが出てきたのですが、このシーンのおかげでスッキリ。まぁ前回がハッタリの効かせ過ぎで話がてんでばらばらだったのも大分整理されてきましたし、よくある「実歴史にうまくもぐりこんで物語をドライブ」モノだとは思うんですが、そこそこ楽しませてくれるポイントを作ってくれそうな予感はします。
 サンライズはなんか刀に思い入れがあんの?と思うぐらい思い込みが深いように感じます。まぁいくら刀狩りがあったとはいえ、一般庶民は隠し持っていたとは思うんだけど、アヴァンの男云々はどうも武士階級のことを言っているように聞こえる。一座もどうやら新政府の息がかかっていそうだし、ってか世界に冠たるってファシズム期に流行るフレーズじゃないですか。安倍政権*2はどうも行き過ぎたフェミニズムジェンダーフリーに憤っているらしいので、この企画が下から上がってきたときにはメクラ判を押すような勢いだったに違いない。やっぱりこの作品も庶民のなかから動きが自然に沸き起こって社会が良くなるって話じゃないんだよねぇ〜。

*1:OPには梅津泰臣の名が見られて納得

*2:もちろん小泉や森政権あたりからの流れだとは思うんだけど