あぁ、またやっちゃったのか？。
唐突に新キャラを投入したら面白くなるとでも思っているんでしょうか。というより聖杯戦争のルールが後付けでどうにでもなるんだったら、当事者としては苦役が引き伸ばされるとしか感じないと思うんですが。どうにも見ていてやりきれない。士郎の聖杯戦争への動機も？。どうやら彼はセイバーを現世に残したいみたいですが、（聖杯戦争での被害からといえども）人々を守りたいというのが第一じゃなかったんですか？。そのためにセイバーは道具として使われるべきなのでは？。士郎とセイバーの結びつきを強くするのかと思ったら、他の女キャラともじゃれさすようですし、一体スタッフはこの作品で何を主張したいのかよくわからん。
葛木＆キャスターもなんだかなぁ。葛木を殺人鬼にする必要は無かったのでは？。別にそういう設定でも構いはしないのですが、そのときには殺人鬼であることを視聴者に納得させるエピソードを見せた上で、そういう葛木にも（のっぴきならない事情があるとか）人間性があるという順序を踏まえないと。口で自分は悪者なんだといわれてもなぁ。葛木とキャスターの邂逅エピソードは美しいのですが、そのために聖杯戦争のルールを混乱させたりすることも無かったのでは？。（原作でどうなっているのかわかりませんが）
まだまだ甘ちゃんではあるものの士郎が少しは成長したかと思ったら、どうにもやりきれない展開。これからの話の開き方によっては萌えパートもしらけそうな雰囲気。しかしこの作品の終わりにはそれらの不安要因をすべて吹き飛ばすような結末を見せてくれるんでしょうかね。それに期待するしかないのですけども。
