ARIA The ANIMATION 第7話「その 素敵なお仕事を…」

 いろんな仕事のしかたがあるんだけど、これはいいのか?と前半を冷やかしてみる。
 客の観光ガイドをとりあげる晃はどうなの?という部分が気になります。自分が観光客なら確かに晃の言うことに大いに賛成なのですが。しかしもう少しうまい誘導の仕方があるだろうにと考えてしまうのは客に過保護すぎる日本人の悲しい性か?。
 後半は成長物としてそつのない作り。人ん家の戸を勝手に開け閉めしていいのか?という疑問は残るものの、見習いが自分の力で問題を解決する描写としては問題はないように思います。うーん、やっぱりこの回も晃の人間描写は感心するものの粗が目立ってしまいます。デザインも生地も悪くないんだけど縫いが雑な服のような出来。今回はストーリーの筋立ては悪くないものの綾の絶妙さは今一です。その部分はむしろ前回のほうが良かった。
 ようやく1クールの半分なんですが、次回はAria社長のエピソード。ヒーリングアニメとやらが売りなので別に大きな流れがなくても構いはしないのですが、単発的な感動エピソードが無造作に配置されているようにしか見えません。一体シリーズを通じて何を伝えたいのか、もどかしい気分がどこかに残ってしまいます。それとも最後まで視聴するとうならされる部分があったりするのだろうか。作品の出来は決して悪くないのですが、どうしてもサトジュンということで大きな期待をしてしまうのです…。

 1-2-3で天国に昇って、4-5-6で衰えを感じたのはどうも自分だけではなかったみたいです。http://d.hatena.ne.jp/fetida/20051110#p6。結構癒されただけで満足してしまっているサイトさんが多いのでキョトーン状態なわけですが。