SoltyRei 第3話「青の少女」

 あざとい。あざとすぎる。
 第2話についてこんな考察が070-アーステイル-呼出し中: SoltyRei ソルティレイ 第2話「Episode:02 新しい朝。」追記
 うーん。第3話を見てしまったのでさすがにミランダが引き取ったというのは間違い無くなったのですが、それにしてもここまで細かく読んでいませんでした。ただミランダが計算高い天然というのは同意。自分としてはここまで読まなくても、現状ではロイとソルティの軸を観察するだけで満足だったりします。
 浅野真澄が好演。たぶん本人も好きでやっているんじゃなかろうか。演技に張りが感じられるような気がする。もう少し抑制が感じられるとさらにいいんですけど、今のところはこれで充分。ユートの描き方が月並なのですが、文脈としてはこれで正解かな?。ドジっ娘は余計だったかな。ブラストフォールの説明をカーシャにさせているのは確かに萌えを入れるためなんだけど、次回以降もキャラを変えて同じ事をするのならこれはこれで面白い表現だと思います。
 ついてくるなと釘をさされて立ちすくむ描写から間もなく、強引に鍵を壊してまでロイにべったりのソルティがまたときめきなんですよ。男のロマン押しかけ女房。ロイを付きっきりで守るつもりのソルティにコートが掛けられると素直に寝るところがまたかわいいんですよ。俺“たち”と言う表現に微妙に反応するソルティに心温まるんですよ。最後のIDカードは仮登録ではなく本登録になった描写ですよね。
 ハードボイルドの皮をかぶっているんだけど、れっきとした男用恋愛萌えメロドラマですねぇ。見たいものを見せてくれるアニメとしてつまり煩悩に忠実という意味では支持するのが恥ずかしいんですけど、はまっちまったんだから仕方ねぇだろ!という訳でして…。
 こうなんといいますか、惹かれあっているのに精神的にか空間的にか引き裂かれるエピソードが入ってきそうでなんだかなぁという感じです。行間を読むことがちょっと現状では難しい感じですか。社会風刺や隠れたテーマを出す(あるかどうか今のところわからないのですが…。ハードボイルドという皮自体が世知辛い世の中という記号になるので、それは抜きにしての話です)と説教臭くなるし、無いと上滑りするし。終盤にかけてびっくりさせてくれる展開になるとうれしいのですが。
 これって全26話ですよね。絶対それは無い。
 追記 公式で確認したら全24話の予定でした。おぉこの萌え殺し状態が半年も続くんですか。ありがたい。