あけのん

 この作品は主力のオペレーターズ女子連にかなり豪華声優を割り振っており、そこが魅力のひとつだったりします。絵的に派手さがないと一部には不評ですが、これだけ声優に金を払ってしまうと絵に金をかけられないんじゃないかと心配してしまいます。だからこの作品は絵よりは声を楽しむものだと思っております。萌えアニメではいかに視聴者を悩殺するかに重点が置かれ、かわいいんだけど何を言っているのか聞き取りにくい作品なども見受けられます。この作品は会話が中心なだけあって、声優が聞きやすさに配慮して演技しているように思います。(最初ディータがピーターのことをディータと呼んでいるように聞こえたのは内緒だ)
 私のお気に入りの声優の一人である渡辺明乃が今回は主役でした。最初彼女の声を聞いたのはWitch Hunter ROBINの主役ロビンででした。特筆すべきは第15話の演技です。残念なことに作品自体はこれ以降ちょっと私にとってつらい展開になるのですが、関係ないのでその話は置いといて。ハスキーボイスでありながらどこか甘ったるいところがツボに入りました。アレイがタカイに救われる場面では悲鳴が迫真の演技だったと思います。サンリ@能登麻美子の悲鳴もうまかったですけどね。この作品は尺が短いのか間が十分に取れず、声優さんも演技に困り気味ではありますが、注意して聞くと視聴者をうならせるような演技がちょこちょこ現れてきますよ。