無彩限のファントム・ワールド 第11話

 ん?、前説無かったな。
 どうも「育てなおし」がテーマらしい。最初はこういう物語だと大抵記憶は残ったまゝ体だけが幼児に戻るってパターンが多いのになとか思ってぼんやり眺めてた。舞先輩が明日遊びに行こうとか言ってた段階では、そこでドタバタ喜劇が繰り広げられるんだろうなとか思っていたんだけど、ちょっと様子がおかしいことに気付く。この話の流れだと2話連続とかになるのかな〜とか思っていたら急に大人に戻ってそういうことかと。
 育てなおしは幼児期に不足していた(親に甘えるだとかそういう愛情など)ものを大人になっていたとしてもそれを充足することによって、機能不全状態を解決するという治療法。昔この話を聞いたとき、いゝ歳こいた大人がこれまた年取った親に抱っこしてもらって解決するんだよとか言われて、その絵を想像してなにやら絶するものがあったが、まぁこの作品のテーマとしてはアリではある。しかし、高校生の主人公が誰と遊んでもらうかというその絵をやはり考えないと…ゝいうわけで、舞を親ではなくお姉さん役に仕立てるってところはまぁ無難といえば無難。
 ちょっとおふざけな話が続いたので、終盤ともなり精神医学的なところを出してきましたかという。視聴し終わったらなぁんだといったところだが、初見だとこの話の狙いは一体何処に?というのがうまくボかされていてそれなりには楽しめた。