魔法少女大戦 第26話

 やっぱりよくわかんなかったな。今回は前半がEDのような作りで、後半がなんかまだ物語は続くという構成だった。続編がありそうな終わり方ではあるが、前回の次号予告では最終回だと言っていたし、今回の次号予告?では活躍があるといゝねという願望を述べてたから大方続編はないだろうという雰囲気は感じる。
 結局何がやりたかったのか、地方に目を向けさせるというのもあまり感じなかったし、魔法少女という要素と地方色という要素を詰め込んで短編をでっちあげたぐらいの気概しか感じなかった。長編というか、別に1クールものゝオリジナルアニメですらその作品になにかメッセージを込めて(それでうまくいかないことが多いようではあるが)いると思うのだが、このような短編こそ逆説的に作品としてのメッセージは込めやすい、というか、むしろそのメッセージを骨格に要素を持ってくるだけの話だと思うんだが、この作品だと要素が主だった感じなのかな。企画でスタッフはノリノリ(大の大人がまさか本当にそうだとも思わないが)だったが、いざ形にする段になって「どうしてこんなことに」みたいな雰囲気。はじめからそれほど期待してなかったから失望も大きくはないが、ことさら取り上げて視聴する必要性もなかったかな。全体で4分ほど、4分×6話=24分を、普通の30分アニメ1話分だと考えると、4話分の予算で2クール持たせることができるので、そういう意味では新しい試みだったかも。とはいえこの程度の短編アニメは珍しくはないわけで、あとは内容なのかね?。専門学校出の若手が自主制作で作ったといえば違和感はないが、大手が作るんだったらもうちょっと深みを持たせてほしかったというか。駄作に近いが普通。