ソードアート・オンライン Ⅱ 第6話

 まぁ剣技を見たらデスガンはキリトが本物か偽者かってわかりそうなもんだが。
 っていうか、どっちでも殺すつもりなのがな。というか、今回は予選決勝のキリトシノン戦が熱いと言うか、ちょっとしたメロドラマ。こういう激情はわかっていても「おっ」とさせられる。で、@沢城みゆきの演技はそのへんわかっている感じでもうね。さすがにこゝの描写が原作でどのように記述されているのか気になるな。スコープ越しの視線ってのはゲームだからの成せる業なんだと思うが、これはゲームであるからこその見せ場でうまいとしか。
 しかし、ドラマとしてはちょっとした出来だと思ったが、間接的にとはいえ、人を殺めてしまった苦悩についてはどうなんかなと思わなくもない。いわゆるPTSDとしての描写だが、SAOのほかのプレーヤーはキリトほどのものを抱えているという描写がないので、やはりゲーム世界での生き死には基本生身の人間を相手にしたときのものとは違うんじゃないんだろうかとも思う。そのへんは当事者の感受性の問題だとは思うんだけど、この設定で人の命について原作者が読者に何か訴えるものがあるんだろうか?と思うと、それほどのものとも思えなくてちょっとそのへんわかりにくいというか。