エスカ&ロジーのアトリエ 第1話

 りんごのタルトなら、別に錬金術を使わずともフツーに料理すればよいのでは?。
 天ブリと迷ったんだけど、こちらから。原作はゲームだよね?。マリーのアトリエだとか、○○のアトリエシリーズだったという気がするんだけど、そういうのをやりたいと15〜20年ぐらい前から思っていたのについぞやる機会もなく。というか、セガ原作じゃないんだ。
 初期のゲームならいざ知らず、シリーズも続いた上でのことであれば、おそらく地域格差問題も織り込まれているだろうと思いつゝ、やっぱ見てみると意識されているっぽい。いやまぁ錬金術を扱っている段階でファンタジーなのは前提なので、むしろどんなユートピアの提案をしてくるのかに期待。
 りんご農園が街が発展する条件ってのも感慨深い。これはりんごがというよりも農業全体に言えることであって、農地の保全がその土地に利をもたらし、かつ環境を維持してきたというのが踏まえられていてなんかね。今でこそ農産物は利潤の薄い商材で、そんなものより化石燃料をがっぽがっぽ使って技術の囲い込みを行って労働者を安くこき使って工業製品を市場化された消費地に売りさばくことで利潤を獲得、利権構造を構築していくって流れだから、まぁ最初っからファンタジーではある。中央が地方から仕事を奪えば当然にして地方から人はいなくなるのであり、経済水準が人口規模を決めるし、人口規模がまた経済規模を限定していくという循環をどうするかだねぇ。いやまぁこれからこの作品ではやさしい世界が描かれるんだろうけど、それに浸るだけでなく、地域の建て直しは無理にせよ、地域の維持に何が必要な要素(とスタッフが考えているのか)なのかに注目しつゝ、視聴をのんびり続けていきたい。