IS2 第9話

 イヤボーンかと思っていたのに。
 うーん、泣けるように作ってありはするんだけど、なんだろうな?。第9話ということは、全12話のうちの場所的にはクライマックスというわけで、おそらく今期の中で一番伝えたいことであると推測される。op映像からして、作中のシーンがそのまゝ使われているし、まづ間違いなさそうと断定してしまうが。
 途中からいきなり出番があった更識妹だが、これがやはり今期のメインゲストになるんだろう。更識おねえちゃんが最初のほうから出番があって、これがメインかと思っていたのだが、特に今回は一夏もおねえちゃんも妹の物語の都合のよい修飾にしかなっておらず、これがまた登場の仕方に全然説得性がない。なんだよ、ピンチに際してそれほどタイミングよくってのは!。
 やはり更識妹は視聴者に重ねやすく作ってあると考えるべきだが、傍から見てどう考えてもめんどくさい人物(女)でしかないのが、精神的に成長するという話になっているのだが、これがヒーローは居ない、自分の弱さを認めること、姉妹間の和解、自律といったことが語られ、それらの要素が混ぜ込んであるのでどうにもちょっと出来のよろしくないごった煮のような感覚を持ってしまう。
 しかし、更識妹のようなコンプレックスを持っている視聴者がターゲット層と考えると、なんとも微妙な感じというのか、なんかちょっとそこまで中高生とか未熟なのかなと思わなくもない。世の中には更識妹みたいなのがたくさんいて、成熟した視聴者がそういうキャラの成長を見てはゝぁ、なるほどみたいな気になるものかどうか。まぁ、原作がこうなっているんだろうけど、この作品を自分は視聴していていゝんだろうか?とちょっと不安になってしまう。