ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル 第3話

 なるほど、口封じですか。
 なにやら結構面白い作品であるような予感。昔の過失を気に病んで…の蜂谷とか、テンプレどおりだんだけど、むしろこれがいゝというか。裁判官あたりが過去の判決に反省をせず逃げ惑うだけってのも典型的な現状批判。判決が間違っていても過失にならないということで安易に権力側に有利な判決を下すのが多いんだよね。警察・検察ともツーカーだから、めったなことでは疑問すら抱かれないので美味しい職ともいえる。蜂谷もそういう構造に触れる前に覚醒して放り出されたってトコだろう。まぁ現状を描写できているからって、そういう構造を変えるものにはならないんだけど、そのへん、スタッフのカタルシス制御が上手いんで、なんともバランスがよい。