勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 第7話

 ラウル、どさくさに紛れて右手で何触ってんだか。
 うーん、おさわり放題で結構天国な職場だったりするのか。フィノが天然というか無邪気なお色気ってのはまぁそうなんだろうけど、結構嫌味がなくってこれもいゝかもとすら思えてきた。
 トラブルってのが顧客側の責任によるダブルブッキング?で、結局のところレオンのトラブルシュートで売り上げゲットゝいう流れ。オモロイのは、ロアが技術者で、何にもしていないように見えながら、彼女の存在が大きな役割を占めていること。Amadaが取り付けは出来るが、基本配達人であって技術者ではなさそうってところに分かれ目があったような気がする。レオンの小回りのきくところが今回は結果的によかったという描写かな。
 まぁ30万ともいう基礎工事のことを考えたら、マジックイーター退治で安く済んだってのも大きいだろうし、そうなると何気にフィノゝ能力役に立ってたね。まぁこの巡り合わせが偶然だとしても、そもそもレオンってトラブルシュートも含めての商売だろうし、この描写だと確かにレオンの強みはあるって感じか。
 というか、家電製品ってあまり壊れたってことがない*1んだけど、この世界のマジックアイテムって結構メンテナンスが必須ってことなのだろうか?。まぁそれだと確かにAmadaの売りっぱなし商法に対抗できそうではあるが。
 この作品って、いわゆる若者の進路云々っていうテーマからすると、'90年代は夢を追っかけてフリーターをやってるか就職するかという感じで、'80年代だとなりたい職業には競争でなれなかったけど、ありついた職で奮闘するって感じのドラマに見えるんで、結構時代を超えて楽しめるものなのかな?と思ってしまった。自分的には昨今の厳しい就職事情をふまえた時事問題的なものとして捉えてたんだけど。もちろん原作者的には今の若者に向けてのメッセージ性ってことを念頭においているはずだから、アレなんだが、描かれている事象自体はあまり時代限定性が少ないというか。そういう意味ではどちらの見方でもいろいろ考えさせられるという点でよくできていると思ったなぁ。

*1:浪人時代に買った冷蔵庫がそろそろ2〜30年程になるが、調子は悪くなっても致命的に壊れるってことが無かった