ちはやふる2 第22話

 結局人間関係に収斂するのか…。
 詩暢ちゃんのクールなイメージが…。というか、千早無茶しすぎ。やる気はわかるんだけどさぁ。一歩間違えば二度とかるたのできない怪我をすることだってあるんだけどな。ヘンな話、相手が圧倒的な差の上級者であるから、きっと千早に怪我をさせるような競技はしないという設定が成り立つからやれているんであって、実力伯仲、しかも技が磨かれきっていない者どうしだと、鍔ぜりあいの場面で致命的な怪我ってのがありうるわな。こういうのを称揚しちゃうからこそ、例えば特攻隊賛美だとかになっていくんだよ。必死の念が相手を動かすってのは作劇手法として間違ってはないんだけど、この時代でこれをやるかね〜といった風に最近は考えてしまうようになった。
 っつーか、ひょろ君、圧倒的大差で太一に負けてるじゃん。




 と、さて、実は先日自家用車のオイル交換にG-7ホールディングスに行ってきたんだけど、待合室で時間待ちしてたら、BeLoveが置いてあった。4年ほど前の雑誌なんだけど、ちょうど千早が子供やゆーみんと対戦する話が載ってた。雑誌のスタイルが少女漫画というよりはレディースコミックって感じなんだけど、やはりちはやふるは少女漫画にはカテゴライズされないんだろうなと妙に納得。
 面白いと感じたのは、絵柄を見てゝ、この漫画家はどうやら男が書きたいらしい(というか男しか書けない)のでは?ということ。千早にしたって、少女というよりは少年って雰囲気だし、詩暢ちゃんも目の描き方からして、あゝ、多分原作者の中では彼女も少年なんだろうなというのを感じてしまった。要するに、この漫画は男しか出てこないという構造なのかと。いや、もちろん例外があって、それが菫だったりするんだが、でもやはり原作者の中では極力女性々を排除してるんだろうなと思ってみたり。まぁだからといってそういう構造がこの作品をダメにしているわけじゃなくて、むしろそのほうが良かったりするんじゃ?とは思う。自分も小学生の千早の造形が一番好きなんだよな…。