アマガミSS+ plus 第6話

 チューは必須らしい。
 男女とも忙しくてなかなか会えないってシチュはよくあることながら、でもおまえら高校生だろ?とか、橘は受験生(しかも点が悪いらしい)なのに女にうつゝを抜かしているとか、橘がプレゼントしたのが子供っぽくないべらぼうに高そうなコートだとか、花火を見るシーンでは、女子高生と同棲(というか同衾か)する大学生だとか、いろいろツッコみどころ満載で、「え゛〜?」と思うことばかりだったのだが、途中で実は橘・七咲は若い社会人のメタファーだと気付いて思い直した。まぁクリスマスに逢い引きするのが前提なのもちゃんちゃらおかしいと言えばそうなのだが、今の社会人っていうと仕事漬けでお互い会うことも叶わずって状況が多そうだワナ。花火のシーンを見てもそりゃ橘が大学生だという設定はあるが、貧乏アパートのような描写だし、ワープアを意識した作り。七咲にわざわざモノローグとして高校生とは思えない心中を吐露させているのもそのあらわれだろう。働く女のメタファーとしては絢辻もそうなんだが、これまた対極的なのも、シリーズ構成(というかゲーム原作スタッフのキャラ作り)からそうなんだろうと思われる。
 しかし、シリーズ通して一番美也が楽しんでいるとしか。