のうりん 4 (GA文庫)、読了。

 といっても昨晩なのだが。もったいないと思ったが、やっぱ止まらなかった。
 で、期待通り面白かった。自分の中では第1巻から続刊のたびにクォリティが上がっていると感じる。コメディの部分もパロディの要素が少なくなり、メインヒロインの間で繰り広げられる部分でオリジナリティがあらわれていると感じる。
 この巻は田舎の問題点も描いており、決して無邪気な農村礼賛ではなかった。そういや第3巻も理想をそのまゝプッシュするんじゃなくて慣行農法の改良点をちゃんと上げていた。ラノベ特有のドタバタだけでなく、話の決着点がよく考えられている。
 まぁ犬と猪の対決とかどうでもよいと思ってしまうところもあるんだけど、基本良作。これまでの巻の悪ノリがいやだと思う方にも、この巻だけでも楽しめるんじゃなかろうか。