ラストエグザイル-銀翼のファム- 第1話

 水飲んだってコックピットで漏らしゃいゝジャン。
 旅客機だったらともかく、WWⅡ時はそれが当たり前だったはず。というわけで、昨日で一応感想対象番組が一掃されたので何を視聴しようか迷っていたのだ。日常と神様ドォルズは必ず入れるとして、あとどうしようか思案にくれる。いちおうこの作品も楽しみにしてたんだけど、2クールもんだしな。その2クールもんとして、モーレツスペースパイレーツとちはやふるも候補に挙がってたんだけど、さすがに何本も入れるわけにはいかないな。というかシリーズものとしてゼロ魔Fも含めて、言い方は悪いが処分しときたかったのだ。前作との比較が気になるので、関連性も考えたく、興味が薄れないうちにという気持ちが1つ。
 さて、ラスエグは前作がいわば見てくれは素晴らしいがドラマ性が今一という評判だったし、正直自分もそれを感じていた。が、それを視聴していた頃はアニメを濫読?してた時期で、時間がたって振り返ってみると果たして誤読してなかったゞろうかという反省に近いものがある。今回第1話を視聴してあらためて確認したのだが、こういう作品はミクロとマクロの組み合わせで成り立っているので、どうしてもそこらへんの混じり具合を視聴者の側でうまく鑑賞できない傾向がどうしても出てくる。指導者にはマクロ視点での判断力、理念が求められ、極力真意を明かさないのが常である。現場は現場で事態を動かしていくドライヴ感、機転が求められ、双方ともそこで決断を要するわけだ。果たして今の日本はどうか?と考えると、まさに指導者にマクロ視点や理念がまったくと言っていゝほど欠けており、かといって、現場に事態を動かすだけの器量があるか?と言われゝば、作業はさせられてはいても仕事はしてない、というか仕事をさせてもらってないって現状だ。パッと見でもこの作品が現代日本の病理を憂えての設定って感じがするがな。
 まぁんHKの大河ドラマにありがちな、主人公が初めは庶民に近い立場からマクロ視点に駆け上り、なんかシリーズ終盤ではなんとも気の抜けたサイダーみたいになってしまうという、ありがちな展開になるのは仕方が無いと見るべきだろう。まぁ姫様にしてもファムにしてもこれから必要とされる人物像として描かれるだろうというのを念頭に置いて視聴するとそうそう失望することも無いかなと。