異国迷路のクロワーゼ 第1話

 なんのかんのいって、クロード、いゝヤツじゃん。
 実はかなり視聴したかった作品の一つ。正直昔のフランスで日本少女が織り成す物語ってだけの知識しかなくて、どこが楽しみだったのか?と言われると辛い。で、この第1話を視聴してみて、はなして物語のミッションってなんなんだろうか?と迷った。なんかたゞのハートフルストーリーなんじゃないか?と思ってしまうが、いろいろ考えさせてくれるのならそれもよい。夏目友人帳みたいなものなのかね?。ぱっと見「エマ」の雰囲気に似ていると思ったんだが、サトジュンがシリーズ構成でちょっと違うっぽい。
 19世紀フランスと言えば、今(投下に間隔が空いているんだけど)やる夫が鉄血宰相になるようですを読んでいて、ちょうどナポレオン三世の話が終わったところなんだけど、ちょうどそのくらいジャン。詳細が明かされていないから特定は出来ないんだけど、長崎から来たということはまだ江戸時代っぽい感じがする。その頃のフランスって産業革命の後ろのほうじゃないかと思うんだけど、外部動力の導入による生産体制の確立がなされ、職人たちの仕事がなくなっていっているときなんだろうね。なんか機械化ってほどでもないけど、生産性の向上で失業率が上がってきている現代日本を髣髴とさせるな。なんか大きな力にはあらがえないっていうか。
 しかし、初っ端からトばしてくれるなぁ。湯音が看板を壊してしまった時のクロードの対応が妙に優しい。で、湯音のハートをゲットですか。たしかにこのやりとりは新鮮だった。こっちの身が引き締まるよ。手ごわいとか言ってたが、湯音みたいな嫁なら大歓迎だよな。袖で引き倒した時には、物語をどうもっていくのか凄く気になったのだが、魂と魂が対峙して輝いていたもんな。ツカミはオッケーですよ。