ロウきゅーぶ! 第9話

 次号予告の葵のツンデレは、合宿前のものなのか、それとも次回登場する前フリなのか。
 ひなたの妹、シスコンかげつの登場。っつーか、ひなた、本当にモッカン達と同級生なのか。発達が遅いってのはなんかの病気なのか?。ひなたがブルマなのはてっきり低学年が着用する決まりになっていて、高学年の娘はスパッツなのかと思っていた。
 内容的には無難な話運びで、目新しいこともなかったような気がする。ひなたが一緒一緒と連発するから、かげつが新入部員になるという流れかと思ったけど、どうもそうじゃないっぽい。まぁ、フツーに考えると、かげつはもう既に他の部活に入っていて…と考えるのが自然だわな。
 ひなたの発育が悪いにせよ、体力が今回かげつと同等だったのは、ひなた的にバスケ練習のおかげなのか、いや別に部活動での練習などしなくても、フツーにあのぐらいにはなっていたゞろう的なものなのかは判断がつきにくいところなのだが、そりゃ今回言いたかったことは「良い集団に所属して成長する」という命題を示したかったのだろうから、おそらく練習の成果と見るべきなんだろう。が、雪降る天候下で体を壊して熱が出たぐらいで発育が遅くなるハズがないので、もともとそういう体質であると考える他無く、じゃぁやっぱり彼女のマラソンでの結果は彼女自身のもともとの成長であると見るほうが自然のような気もするんだよな。そういうことになると、今回の話のキモはどーなるんだ?って話になる。やゝこしいな。
 さて、モッカンたちが通う小学校はどうやら授業料の高そうな私立って描写なんだが、袴田家はあそこに姉妹二人を通わせているらしい。冒頭の家の様子から、まぁ今ドキ一戸建てを所有してるんだからそこそこの高給取りではあるんだろうけど、物語が示唆してそうなのは、袴田家はどうも一般家庭ということが言いたいらしい。真帆がれっきとした大金持ちの子女ということを示していたから、他の4人もてっきり大富豪とは言わないまでも小金持ちぐらいなのだろうなと思っていた。となると、きっと両親は背伸びして娘たちをすこしでもいゝ学校にやってるんだなとかおもってしまうな。他にもひなたは、あの子供言葉とは裏腹に精神的な部分は問題ないのかな?と思いながら視聴していたのだが、わからん。体の発育が未熟でも精神性が高かったら、もうちょっと口調がしっかりしそうなもんだけど、別に精神年齢が高い低いと口調は必ずしも一致しなくてもいゝんだよな。台詞を聞いていると、やはり考え方も小さい子がお姉ちゃんぶっているという意味で幼児的(幼稚ではない)な感じもするし、周囲に目が向いているという意味ではむしろ精神年齢は高そうな感じもするしで判断がつかない。
 というわけで、話は素直に見ると特に問題は無いし、他のディテールに気が向いてしまった。本筋も細部も気にすると上述の通りに重箱の隅をつゝけるのだが、でも粗と感じるよりは多様性と感じてしまう。多分原作者は物語の彩りのためにあまり深く考えすぎずにいろいろごった煮的に書いているんだろうけど、だからといって齟齬という風にも感じないのはなんでだろうな?。まぁもともとありえない設定のオンパレードではあるんだろうけど。