Rio-Rainbow Gate 第2話

 そのこけ方は、さすがにわざとだろという描写が。
 第2話でもリオが自信過剰の男ギャンブラーをギャフンと言わす展開だった。で、なにやらゲートがどうだのという説明あり。相手を倒してカードを奪うシステムってのは、明らかに競わされているわけなんだけど、そこらへんスタッフは自覚して描写しているのだろうか。単純に物語を盛り上げるためにバトル要素を取り入れたってわけでもないよね?。が、今回はまさに(物語中の)観客を沸かすための仕掛けにはなっていた。
 さて、ストーリーが馬鹿げているのは承知の上で視聴しているわけなんだが、リオの敵をあからさまにやられ役に見せるってのはどうなんだろうな?。まぁこれは主役を際立たせるという、昔からの手法ではあるのだが、こうまであからさまにする必要があるのだろうか?。いや、ライヴァルとして少しは魅力のある描き方をしてしまうと、下手にファンがついてしまって後から再登場を希望されても困るわけで、いちおう手として間違っているわけではない。で、そうなると、この作品ってのは主役と雑魚との格差を露骨に描いて喜ぶような視聴者がターゲットなのか?、と言われると迷う。が、単純な物語には満足しないような視聴者は、そもそもパチンコなどの遊興には見向きもしないだろうから、そういうのは初めから切り捨てていると見てよいのか?。OPの絵を見ると、リオのライヴァルと思しきキャラがいるようなので、前座にそうそう手間をかけるわけにもいかないのかね。そこらへん、もうちょっと視聴を続けてみないとわからない部分が多いが、もしかしてスゴイヤツなのかも?というハッタリは前回のほうが利いていたようには思った。
 あ、憶えていたよ。リオの造形なんだが、ぽっちゃりなのな。昨今の女キャラは、モデル体型を基本としながら胸を強調したりするのが流行りだと思っていたけど、これはそうではなかった。腰周りがふくよかなのは、劇画調漫画によくある造形で、どう考えてもエロを期待するオッサン向けだ。まぁそこらへん前回も今回もリオにエロコスをさせていることからも明らかではある。
 うーん、やっぱスタッフが何を意図しているのかよくわかんないな。むっちりが好きなオッサンが、わざわざこのアニメを見て遊興に意味付けをするというルートは線が細いと思うんだよ。むしろリオのグラフィックを見てアニメに興味を持ち遊興業に興味をもつという、むしろアニオタむけ情宣という入り口のほうが大きそうな気がするんだよね。でもその後者を狙っているわけでもなさそうだし。
 が、そもそもパチンコの題材にアニメが使われたのは、アニオタを引き込むためというわけでもないらしいし、そういう効果はあまり無いという記事をどっかで見たような気がする。例えばエヴァンゲリオンが題材になったからといって、エヴァオタがパチンコをするようになるわけではないらしい。まぁ自分がパチンコをするわけではないので、こゝであーだこーだ妄想してみても始まらないのかな…というなんともまとまりのつかないところで終わる。