オオカミさんと七人の仲間たち 第6話

 結局大神の過去話だけで、林檎のは何気に隠されてたな。
 まぁお涙頂戴モノって言えばそうなんだけど、文字通り泣かされたな。林檎の使い方がうまいんだろう。大神が転校する羽目になった理由が明確になっておらず、普通そうであるならば理屈でいえば彼女に感情移入するのはキケン。フツーはそういう設定にはしないけど、大神に瑕疵があったりすると、前提が崩壊するもんな。まぁそうであっても彼女を包み込む存在が重要だってのは変わらないんだけど。
 今回は御伽銀行の貸し借りシステムだの、昔話を底本とするしないだのってのが一切なかった。もう折り返し地点に来てしまったワケだが、御伽銀行の面々によるトラブルシューティングよりは、羊飼との絡みで二大勢力の対決って流れになりそうではある。次回は地蔵とのダブルデートとかなんとか言ってるから、息抜きをしながらか?。が、そうやって定型で物事を見てしまうのもつまらん話ではある。
 しかし、大神のツッパりと林檎の逃げってのは、これ万人が多かれ少なかれ両方持っている要素だよってのがよくできているよなぁ。