迷い猫オーバーラン! 第12話

 女子は全員スパッツ派というわけでもなかったんだ。
 運動会コスの結末と、希の連れ戻し騒動の巻。うーん、ちゃんと間は取られているんだけど、詰め込みすぎのような感じ。今回は冒頭に親族の提示があり、親族は法律に規定があるが家族にはそれがなく、家族とは何か?という問いかけがなされていた。希のいた施設の長が取り戻しに来て、乙女があくまでも選択権は希にあると主張。で、希が家族の形を自分で決め、居残りを選択するという流れ。
 しかしねぇ、家族って選択可能なの?という疑問が浮かんで、どうもノれなかった。昔から物語の類型として生みの親か育ての親か?って問いかけもあったんだが、その場合でも、本人にとっては不可抗力で状況を飲み込まなければならない場合が多かった。あくまで選択というのは本人以外の人間がそいつを取り込む段になって行われる場合がので、これは今回の話と合致はしているのだが、なんとも違和感を感じざるを得ない。
 視聴者としては希が施設にいた時の状況がわからないので、希の選択が正しいのかどうかゞわかんない。逃げたという乙女の発言から、施設が酷かったとも類推されるし、EDのエピローグ描写からは、施設はそんなに悪い環境でも無いとも類推される。色々あったとはいえ、ストレイキャッツでの生活は短いのであり、判断するには早計のような気がするよ。あの人間関係だって学校生活を通じて得た人間関係が大きな部分を占めていた(という描写だった)し、あくまで仮住まいだろうにと思ったのだが。いや、あの年頃って確かに選択を自分で行うのは確かに重要ではあるんだがね…。さすがのサトジュンでもあまり手腕を発揮できなかった模様。
 というわけで、次回は総集編らしいので、今回でお話はしゅーりょーらしい。評価はその時にしますかね…。ということで、次の視聴にはいることにする。