なんかよくわからんが、悪は倒されたらしい。
ハミュッツは無敵そうな描かれかたの割には窮地に陥ってたな。司書サイドはなんかもたもたしてて、このエピソードではコリオの添え物らしい感じだった。ただ、初回視聴してヴォルケンのお子ちゃま発言で感じたイメージは、その後のハミュッツその他のキャラの台詞を耳にするにつれ、バランスが取れているんだなと思った。
シロンは過去の人物であり、コリオに影響を及ぼすってのは、本のあり方としてはあたりまえなんだけど、時間を遡って影響を与えるってのはわかりにくいな。ただ、自分の生き方が後世の人たちに影響を与えるものなんだから、逆に恥ずべき行為をすべきではないと自分自身を規定するものであるということは伝わったと思う。シガル?だったっけ、今回倒された長髪の男でも、本になって「なりたくない」と評価されているわけで、つまりシガルは後世の人間と対話すべき人生を送れなかったと見るべきだろう。というよりは唾棄すべき人間として伝えられるワケだ。
シガルの本を手にして会話する真人も、結局は選民意識にまみれていて、彼らが考える優れた本になるということ、即ちよい行為とはどんなものなのかが気にはなるわな。世界観からして格差が極まった社会って様相なんだが、やっぱ階層意識の高いものなんだろうなと思ってみる。