VIPER'S CREED 第8話「楽園」

 うーん、すべてがシンボリックなんだよな。
 なんでアゲハは密会しているはずのウラの居場所をハルキに伝えたのか、で、ウラはなんで見張りも立てずテレジア監査官と打ち合わせをしていたのか、で、ハルキはなんで支社長室に入ってノコノコとスナイパーの待ち受けるひまわり栽培室に入っていったのか、ハルキに父親の本意を理解させるのと平行に、とりあえず時間や手間がめんどいので、すべて象徴的に処理しました…ってところ。
 やはりわかりにくいのは、どのような状態になったらフォート・ダイバ・シティは正常になったと言えるのか?ということ。ひまわりが育つ土地になったらしゅーりょーというわけでもないだろ。あと、ウラやテレジアも別にシティのことを思っていろいろ行動しているわけでも無いってのが明らかになりましたね。かといって外資を追い出して権力の椅子に座るって思っているのかね?。ハウンド掃討作戦をチクったのがハルキって描写だったけど、テレジアかもしんないことがわかったわけなんだが、かといって、テレジアの動機が見えにくいんだよな。視聴直後でちょっと錯綜しているので時間があったらいろいろ整理してみたい。
 しかし、職場にもキレイ事を抜かすくせに改善とは正反対の方向に行動するのがいるんだが、かなり迷惑。なんつーか、ノーマの苛立ちがそれはもう理解できすぎて困るぐらいなんだが、かといってハルキのこの処理はやけに思い切りがいいわな。次号予告では弔い合戦か?とかあったが、それもなんか違うよな〜。ハウンドにとってブレードマンが障害になるので排除してくるだろうから、弔いなんて名目関係無しに、自身を守るために戦いに巻き込まれていくって展開になりそう。ブレードマン達にそれぞれ傷があり、もちろんカネが目的ではあるが、決してそのためだけにこの仕事についているわけでもないって描写になっているわけで、でも別に彼らがキレイ事や義理人情を金科玉条として動くわけでも無いって立ち位置は、なかなかよくできているとは思った。