続 夏目友人帳 第8話「不死の想い」

 広橋涼だとはわかんなかったよ。
 ニャンコ先生の行動がよくわかんないな。勉強合宿についていくのはわかるとして、後で気になって夏目が人魚に会いに行ったとき、ニャンコ先生は泰然自若であったのがわかんなかった。まぁ妖怪にとっては人間の慌てふためく瞬間ってのは、取るに足らない時間だと思っているのだろう。人間のみが取り返しのつかないことをしたと、問題を解決までの時間を短縮しようとばかりに焦って行動するわけだ。
 しかし、結構構ってちゃんの妖怪が多いわけなんだが、前期は割とその理由として、妖怪そのものが日本社会のマイノリティであって、阻害されているってことが込められていたように思うんだが、最近それを感じさせないなぁ。割と人間ドラマっぽくなっているような気がする。主要キャラ同士の関係性を強化したり、時間経過の妙を感じさせたり。それでもお涙頂戴モノとしての訴求力は衰えていないのだから感心はするのだが。