鉄腕バーディー DECODE:02 第6話「A PRISONER OF THE PAST」

 あー、泣いちゃったよ。
 結構久しぶりだな。やっぱ歳を取ったのか、こういう幸せな場面で涙を流すようになった。なんつーか、メギウスにせよスケルツォにせよ一癖も二癖もある人格で、でヴァイオリンは優しそうな人柄でありながら内実は人工知能。全くの作り物の家族に囲まれていながら、でも精一杯愛されて人一倍素直にバーディーが育っているのがまたね、こりゃもう泣くしかないんですよ。
 イジメが無かったわけでもない、でも一皮剥けばわかりあえる社会であるってのは、本当にそうだったのかどうかは別にして、なんと言っても過去のものになってしまったこの日本の姿だよな。豊かにはなったが、今の日本はどっか歪んでいるように思えてならない自分はタダの昔を懐かしむジジイでしかないんだけど、やっぱそれでも語らずにはいられないスタッフの気持ちは十分すぎるほどわかるような気がする。まぁ今の日本も窮屈ではあっても住みやすいわけではあるんだが、そりゃ若い世代に言わせりゃ適応できてないだけなんだろうなと。
 次回は作画崩壊とネットで噂される第7話。次号予告でその片鱗が垣間見えてどうにもスグ視聴したくなってくるわな。