恐怖の消費税。

 経済が問題といって消費税を上げる自民党は、まさに搾取政党という名がふさわしい。今、問題となっているのは、

  • 雇用が無い。
  • 正規雇用で従来の正社員より給料が安い。
  • その非正規ですら最低時給を下回る現場が存在し、給料が安い。

 結局政府は食えない国民がいるということに気がつかないフリをしているだけなのであろう。人間生きていくためには食わなきゃなんないわけで、それは単純に摂取カロリー、つまり食料の重さに拠る。今、都市部の高卒は18〜20万、地方で15〜16万が月給の相場だろう。税金などさっぴかれて、手取りは大体10マンほどになる。大体これは住居費・光熱水費・食費という最低限の生活でほぼなくなってしまう。ここで重税感を計算してみよう。
 条件は

  1. 物価が大体2割増になっている。
  2. 消費税が5%から10%になる。

 の2点を挙げてみたい。
 例えばの話だが、消費税抜きで、10万(いや、10万でなくてもいいわけだが)で買える消費財の単位を100としよう。物価が上がり、当然100買えなくなる。

  1. 消費税5%がかかっていることにより、既に100×100/105≒95.2しか買えない。
  2. 物価が20%増で 95.2×100/120=79.4しか買えない。←今ココ
  3. 消費税5%→10%で、79.4×105/110=75.8と、ほぼ消費税無しの状態から同じ貨幣価値だとして¾の量しか購入できない。

 実際には100円の缶ジュースが3%の消費税導入時に110円になり、さらに5%になったときに120円になっていることから、便乗値上げが行われている。よく考えると、原材料費が上がったのはここ最近のことなので、消費税10%になるまで缶ジュースの値段は110円であるべきなのだ。公共交通料金なども一緒。しかもよく観察してみると、1〜2年程前から缶ジュースの容量が350㍉㍑から少なくなっている。実はこっそり値上げしているのだ。
 近所のドラッグストアで売っていた乾燥そばが同じ値段で300g→210gに減ってたりして、すごくがっくり来た。これって量を三割減らしているけど、300/210=1.41と、実際には40%以上の値上げと等価だ。可処分所得が低い層は、稼いだ金はほぼ全部使用してしまうのであり、生活を切り詰めることしか出来ない。単純計算では¾だが、大体三食喰っていたのを二食に減らされたぐらいの実感なのではないかという気がするのである。自民党は貧乏人の食を減らして浮いた金を懐にしまっているのであり、これが給付金程度のバラ撒きで何とかなると思っているわけだから笑止千万だ。こりゃひでぇ。